新学期が始まりました。小学校に通っているみなさん、並びに保護者のみなさま、ご入学・ご進級おめでとうございます。ひとつ大きくなって、誇らしそうな笑顔を見ていると、私たちも自然と笑顔になってしまいます。2月から来てくださっている1・2年生が「もう小学校行ってるから!」「今日から2年生だからね!」と教えてくれたのが、とても印象的な1週間でした。
さて、今日は春休み明けということで、春のジュニア生(小1~小3生)のようすをお伝えしたいと思います。
まずはアルゴ1年目クラス生(小1・2)です。こちらは新学期始まってのお子さんが多かったので、入学式や担任の先生の話題が授業前に飛び出していました。以前アルゴクラブの授業の内容はちらっと書かせていただきましたが、色々なゲームが盛りだくさんなのがアルゴクラブです。来た瞬間から、「今日はIキューブやる?」「立方体できるようになったからやりたい!」「箱詰めの練習してきたよ!」と元気な声。しかし、自信がある競技になると様子が変わってきます。授業前には仲良しで楽しそうだったのに、自信がある競技だけはどうしてもお友達に負けられないようです。良い意味で切磋琢磨しながら、楽しく学んでいってほしいと思います。
そしてアルゴ2年目クラス生(小2)は、内容も高度になってきて、制限時間も短くなってくるので気が抜けません。たとえば、今まではただ立方体を作っていたはずが、市松模様の立方体を作ってみよう、と突然言われたりします(きっと、ちょっといじわるコーチだ!と思っていますね)。1年間培った集中力と感覚を駆使して必死でチャレンジするも、制限時間内に出来なくて失敗。「えー!うそ!はやいよー。」ととっても悔しそう。その悔しさをバネに、どんどん成長していってほしいです。
ジュニアコースの小2生は、春休みの算数に立体の問題がたくさん出てきました。まずは一生懸命頭だけで考えてみます。中には問題の紙をくるくる回して考えている子も。何をするにも全力なのが、とっても素晴らしい。そして、運命の結果発表です。先生に手伝ってもらって、サイコロを作ってもらった時の反応は…「あってるー!!!」「あー!逆だった!全部反対!」「あ、そっか!全部角のところに集まるのかー!」と一喜一憂です。高学年になって、一喜一憂しすぎるのはだめなのかもしれませんが、現段階では、必死で考えた答えに対する素直な反応なので、興味を持てていてよい感じです。
小3生はおつりの問題で頭を悩ませる子が多かったように思います。たとえば、8円のものを買って、13円払うと、おつりは5円玉1枚ですね。でも、14円払ったら、6円(1円玉と5円玉1枚ずつ)返ってきてしまいます。この1円は「おつり」ではなく、「払いすぎて返された」1円です。でも、これは日常的に小銭と対峙していない3年生には非常に難しい感覚です。「わかったー!…あれ?なんかちがう??」のくりかえしで、頭も心も少したくましくなったようでした。
国語では春期テキストに出てきたお話の登場人物を想像してみると、「どんなかおなのかな?」「この人(※登場人物)今どうしてるの?」「え?!ここでおわり?!このあとどうなったの?(※問題なので、本の一部を抜粋したものでした)」と、気になることがたくさんあります。お話に入り込んで想像すると、続きがどうしても気になりますし、挿絵があるなら見てみたい気がします。いつも読みたくない気がしている、字が書いてある本だって、なんだか読んでみたい気がしてくるので不思議です。お話が気になった時は、ぜひ図書館などで探してみてください。もしかしたら、それとは違う面白い本にだって出会えるかもしれません。
以上、アルゴ生・ジュニア生の春の様子をお届けしました。