もうすぐ10月1日ですが、どんな日か皆さんはわかりますよね??
都民の日…確かにそうですが、消費税が10%になる日と受験生には答えてほしいところです。
これまでに、消費税は0%→3%→5%→8%→10%と、変わってきています。それぞれがいつだったか、であったり、今回は品物によっても税率が変わったり、という視点の学習も必要なのですが、それは社会に任せましょうか。実はこういった出来事があったときは、中学入試の算数の入試問題でも題材にした出題がいくつかあるものです。2020年度の中学入試でも当然、何らかの形で出題されるはずです。少し考えられそうな問題をいくつか挙げておきますので考えてみましょうただし、消費税金額が小数点以下となった場合は切り捨てて整数として考えるものとします。また、代金が0円となる場合は考えません。
【問題1】
税込みの支払金額が切り捨てをしなくても整数になることがあります。消費税が8%のときも、消費税が10%のときも、どちらのときもそのようになる最低金額を求めなさい。
【問題2】
税込みの支払金額として考えられない金額があります。消費税が10%のとき、税込み10円は考えることができません。消費税が8%のときも、消費税が10%のときも、どちらのときもそのようになる最低金額を求めなさい。
【問題3】
消費税が10%のとき、税込みの支払金額として考えられない金額は1000円以内に何通り考えられますか。
どれが簡単で…ということではなく、すべてアプローチが異なります。好き嫌いせずに対応できるようになりたいですね。また、こういった問題を自分から考えることも算数の学習としては非常に重要です。積極的に取り入れてみてください。