年の瀬が押し迫ってきましたね。来年は平成28年、そして西暦2016年になります。
じつはこの28と2016という2つの数字は、2016÷28=72となり、約数と倍数の関係になっています。来年は、西暦が和暦で割り切れるという少し珍しい年なのです。では、平成になってから、今年までにこのように西暦が和暦で割れる年は何回あったのでしょうか?これを考えるためには、西暦と和暦の差が常に1988であることに注目します。西暦が和暦の倍数であるためには、差の1988が和暦の倍数になればよいのです。28より小さい1988の約数は1,2,4,7,14ですから、平成元年、平成2年、平成4年、平成7年、平成14年の5回であるとわかります。ちなみに昭和の場合、西暦の数が和暦数の倍数になるのは、昭和元年、昭和5年、昭和7年、昭和11年、昭和25年、昭和35年、昭和55年の7回ということになります。考え方は説明しなくても大丈夫ですね。