有名・最難関中学校紹介の記事一覧
御三家の哲学⑨
今回は、趣向を変えて、近年の国語中学入試全般に共通してみられる出題テーマを考察してみたいと思います。以下、入試で多くみられた出典や出題校の検索は、「2013年度受験用・中学入学試験問題集・国語編（みくに出版）」によります…
御三家の哲学⑧
御三家６校の国語科出題の底流に脈打つ思想へ肉薄することを主眼としてきた当シリーズも、今回で８回目を迎えました。 再度、2010年からの流れをふりかえってみましょう（当シリーズ①参照）。 &nbs…
御三家の哲学⑦
本年度、雙葉中の入試問題から。 カランは貧しさに耐えかね、お金を盗んださもしい心根であった。が、叔母さまは、彼を追及せず、悠然と包み込む。 「そんなこと…カランはしませんよ」「なんておもしろい人…
御三家の哲学⑥
本年度、女子学院中の入試問題から。 シンポジウム等では、失敗を恐れず一時の恥を忍び、勇気を出して、積極的に発言・質問しよう。講演者は、必ずきちんと答えてくれる。すると、それまでの小さな自分の殻から抜けだして…
御三家の哲学⑤
本年度、桜蔭中の入試問題から。 飛び立てぬ臆病心を、うぬぼれや他者を見下すことで覆い隠し、わが身を守り、安心感を得ていたメスのチドリ。しかし、ぶかっこうなオスのチドリの、気取りを捨てた優しさ、率直な誠意、そ…
御三家の哲学④
本年度、武蔵中の入試問題から。 子どもの自立を待てず、すぐ介入したがる親。目標計画以外の、創造的業務を許さぬ企業。期待、先取り、効率第一・・・ちょっと視野狭窄で、不自然では？そもそも、疲れる。焦るのはやめ、…
御三家の哲学③
本年度、麻布中の入試問題から。 母は、一年以上、家に戻らない父と話し合いをすることになり、その際、「息子は家にいないほうがよい」と判断したであろう母によって、少年は母の兄夫婦にあずけられた。都会育ちの少年と…
御三家の哲学②
本年度、開成中の入試問題から。 旧制中学に入学したばかりの次郎。屈折した先輩風を吹かせ、理不尽な因縁をつける、暴虐な上級生たちに対して、真正面から立ち向かう。「不正に屈しなかったという誇り」は、やがて…
御三家の哲学①
今回からシリーズで、御三家６校の国語科出題の底流に脈打つ哲学を、一緒に考えていきたいと思います。ここでは、個々の出題に対する解法ではなく、あくまでも出典本文の思想に肉薄することを目的とさせていただきます。 …
2012 筑駒中入試 解答と解説・対策
2012筑駒中入試の解答例と解説ならびにその対策をアップします。筑駒中を目指す皆さんの入試対策にお役立てください。 ⇒ 算数はこちら ⇒ 国語はこちら ⇒ 理科はこちら ⇒…